東慶寺(とうけいじ)は1285年に建立された寺。かつては男子禁制の寺として、寺への出入りが厳しく取りしまわれていました。北条時宗夫人の覚山志道尼が開山した。封建時代の世の中では、女性の地位が低くいために、妻からの離縁は御法度。この寺は、離婚したい女性のための駆け込み寺として多くの女性を救済した。この寺1871年に縁切り寺法が廃止されるまで女性を助け、1902年まで尼寺として開かれていた。その後は釈宗演禅師が寺に入り、禅寺として開かれる。哲学者や政財界人などの墓も多くあり、現在は四季を通して多くの花々が境内を彩る。尼寺の風情が残る、安らぎを感じられる寺院だ。