橘寺の創建年代は不明で、文献に初めて登場するのは天武9年の日本書紀。聖徳太子が誕生した地といわれ、聖徳太子建立七大寺の1つとされている。平安時代後期・久安4年に雷火によって五重塔が焼失してしまうが、文治年間(1185年 ~1189年)には三重塔として再建される。しかし、室町時代後期の永正3年(1506年)、室町幕府管領細川政元の家臣・赤沢朝経による多武峰(とうのみね)攻めの際に橘寺の僧が赤沢軍に与したため、多武峰の衆徒(僧兵)によって焼き討ちにされてしまい、伽藍全体が灰燼と化した。その後、伽藍の本格的な再建は行われなかったが「聖徳太子ゆかりの寺」として信仰を守り継ぎ、元治元年(1864)に堂舎が再建され、現在も残されている。また、貴重な重要文化財「聖徳太子坐像」や善と悪の顔が刻まれた「二面石」なども見ることができる。
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所在地
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入場料
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営業時間
09:00-17:00
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休業日
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WEBサイト
http://tachibanadera-asuka.jimdo.com/
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ベストシーズン
3月, 4月, 5月, 6月, 9月, 10月, 11月
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ワンポイント
聖徳太子生誕の地と伝えられる寺
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最寄駅・ICからのアクセス
近畿日本鉄道橿原神宮前駅からバス約10分、川原下車、徒歩約3分
南阪奈道路葛城ICから約30分