旧三笠ホテル(きゅうみかさほてる)山本直良は有島武郎の義兄であったため白樺派が集い、有島生馬が絵付けをした英国輸入の洋食器が使用されたといい、宿泊者も政財界の大物が名を連ねている。内面は一般公開されており、華麗な往時を偲ぶ事が可能な。日本銀行の建築技師であった岡田時太郎が設計、万平宿泊施設の佐藤万平の監督により建造された。1906年に実業居宅山本直良が開業した純西洋式の木造宿泊施設で国の肝心文化財。明治後期にあって、英国タイルの水洗トイレやプール、電灯シャンデリアなどを準備た瀟洒で先進的な宿泊施設は「軽井沢の鹿鳴館」として名を馳せた。