
日本の温泉街の中で最も風情が感じられるのが、銀山温泉。銀山川を挟んで両側に並んだ宿は国の重要文化財に指定されたものもあり、ノスタルジーを感じる宿本体のみを撮影しても趣のある写真となります。
この温泉街の番のシャッターチャンスは、日が暮れて街灯の明かりがつき始めたころ。空にはまだ明るさが若干残り、宿の明かりと街灯の灯りで温泉街が暗がりの中から浮かび上がってきた時が撮影のタイミング。中でも私が最も好きな季節は冬です。寒々とした雪の中で温かみのある灯りに照らされた温泉街では、北国に住む人々のぬくもりまでも感じる、そんな雰囲気のある写真を撮ることができますよ。