上関城山歴史公園
- かみのせきじょうやまれきしこうえん
- 岩国・柳井・周南
城山歴史公園は上関城の跡地に整備された瀬戸内海を臨む公園である。
上関城は、能島水軍・村上義顕がこの地に海関を設け、義顕氏の子である村上吉敏が築城し、代々居城したと伝わる。16世紀後半には瀬戸内海の西端を押さえる拠点として重要な役割を担っていたが、 1588年に豊臣秀吉の海賊禁止令によって海上支配権を失い、上関城は廃城したと考えられている。
その後、平成10年に発掘調査が行われ、礎石建物跡や鉄鎌、瓦類などの遺跡が確認され、平成15年から19年にかけて公園が整備された。現在は園内に早咲きの河津桜約180本、水仙約3,000球が植えられており、春の行楽客で賑わう。