田束山は、宮城県の南三陸町と気仙沼市にまたがる山で古くから霊峰として栄えてきた。 平安時代末期~鎌倉時代初期にかけて平泉の黄金期を築いた「藤原秀衡(ふじわらのひでひら)」も信仰していたことで知られ、現在でも藤原氏が建立した寂光寺(じゃっこうじ)の跡が残されている。
山頂までは車で行くことができるので体力に自信がない方も気軽に登ることができる。 車で行くなら払川・上沢または、気仙沼市本吉町にある小泉ルートが適しており、徒歩の場合は樋の口ルートが最適である。
5月中旬からは朱色のツツジが至る所で咲き乱れ、6月~7月にはアジサイが咲くなど、大自然に触れながら登山できると多くの人が観光に訪れている。