「慶良間諸島」は冬が穴場? 暖かい離島の楽園でアクティブに遊び尽くせ

「慶良間諸島」は冬が穴場? 暖かい離島の楽園でアクティブに遊び尽くせ

│寒い冬こそ日本の南の島へ!離島の楽園が、寒さで硬くなった身体を開放させてくれます

「日本の冬」といえば、雪景色や温泉、イルミネーションなど、厳寒期こその楽しみ方を想像される方が多いかと思います。
でも、ここでおすすめしたいのがいつもとはちょっと違う、暖かい日本の冬の楽しみ方です。
今回、ご紹介するのは、冬でも平均気温は15℃から20℃前後、水温が20℃を下回ることはほとんどない沖縄の離島「慶良間諸島」!
慶良間諸島
12月の古座間味ビーチ
大小30余りの島々と数多くの岩礁からなるこの島しょ群は、2014年には国立公園「慶良間諸島国立公園」に指定されています。
「ケラマブルー」と呼ばれる、どこまでも青く透き通る海が広がり、多様なサンゴが高密度に生息する離島の楽園。
そんな、温暖で自然あふれる慶良間諸島の冬を、アクティブに遊び尽くす3つの過ごし方をお届けします。

慶良間諸島国立公園についてはこちら

【過ごし方1】ケラマブルーの海に抱かれる!絶景三昧なウォーキングで身も心も元気に

おすすめの過ごし方ひとつめはウォーキングです!
島の高台には多数の展望スポットがあり、そこを中継・目的地点とした様々なウォーキングルートが存在しています。
起伏の激しいウォーキングルートもあるので、真夏のオンシーズンだと暑すぎてバテてしまいそうですが、冬であれば快適に過ごせるのもうれしいポイントです。
亜熱帯特有の植物や生きものが息づき、断崖や地層など多様な景観に恵まれた島を、歩いて満喫してみましょう。
ここからは、慶良間諸島の座間味島と渡嘉敷島のウォーキングについてご紹介します。

◆ 座間味島でのウォーキング

座間味島は、沖縄本島の那覇市泊港から、高速船で50分・フェリーで90分(直行便の場合)で到着する島です。
島内には、海水浴からダイビングまで楽しめる古座間味ビーチや、ウミガメの生息する阿真ビーチを有し、
美しいケラマブルーの海を一望できる展望台が各所に設置されています。
そんな美しい自然を歩いて堪能できる、体力レベルに合わせた様々なウォーキングルートが存在し、島歩きには歩行運動を補助するポールを使う「ノルディックウォーキング」が推進されています。
ノルディックウォーキングは通常のウォーキングに比べ腰や膝への負担が軽減されるので、体力に自信のない方でも自分のペースで山歩きが楽しめる他、エクササイズの効率が非常に高いことでも近年注目されているんですよ。
慶良間諸島
座間味村ノルディックウォーキング
座間味村観光協会が主催するノルディックウォーキングツアーでは、
インストラクターと相談しながら自分に合ったコースを選ぶことができます。

まず、初級コースは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星に輝いた古座間味ビーチへ向かう往復3kmのコース。
緑豊かな道を歩いた先には、息を飲むほどに美しいケラマブルーの海が待ち受ける、爽快感あふれるウォーキングが楽しめます。
慶良間諸島
真っ白なコーラルサンドと、ケラマブルーのコントラストが美しい古座間味ビーチ
座間味島の中級コースは、久米島、渡嘉敷島が一望でき、夕日の名所としても知られる「神の浜展望台」を目指す往復6kmのコース。
また、往復3kmの上級コースでは、急勾配の坂道を越えた先に、慶良間随一の景勝地とも言われる「高月山展望台」が待ち受けます。
展望台からは、島内の集落や古座間味ビーチ、安護の浦、点在する慶良間の島々など、雄大な多島海景観が味わえますよ。
  • 慶良間の島
    神の浜展望台
  • 慶良間の島
    高月山展望台からの景色
※ 神の浜展望台は、2019年7月16日~2019年12月17日(予定)の工期中、立ち入り禁止となります。
海を渡る特別な体験ができるのが、往復6kmを歩く阿嘉島・慶留間島・外地島の中級コース。
天然記念物のケラマジカが生息する阿嘉島からスタートし、阿嘉大橋と慶留間橋を渡り、ゴールの慶良間空港を目指し島越えします。
運がよければ橋から、ウミガメやエイが泳いでいる姿に出会えることも。
慶良間諸島
阿嘉島と慶留間島を結ぶ阿嘉大橋
座間味のノルディックウォーキング 参考ルートはこちら
▷ 高月山ルートはこちら
▷ 阿嘉島・慶留間島ルートはこちら

◆ 渡嘉敷島でのウォーキング

渡嘉敷島は、沖縄本島の那覇市泊港から高速船で約35分、フェリーで約70分と短時間で到着するので、離島での滞在時間をより長くしたい方にもおすすめです。
 渡嘉敷島
1~3月頃にはケラマツツジが咲く照山園地遊歩道
南北わずか10㎞の島に、標高200m級の山々がいくつも連なるこの島。
800mにわたって真っ白い砂浜が広がる阿波連ビーチや、ウミガメとの遭遇率が高い渡嘉志久ビーチなどの美しいビーチが広がり、緑深い山、風衝地、ラグーンなど変化に富んだ自然環境が楽しめます。
 渡嘉敷島
ビーチを見下ろす東屋や遊歩道があり、散策にぴったりの阿波連岬園地
こちらの島内も、ダイナミックな景観を一望できる展望台がいくつも存在し、遊歩道が整備されているのでウォーキングを楽しむにはぴったりの環境です。

展望台の中でも、ぜひおすすめしたいのが山のてっぺんに設置されたこちらの照山展望台。
 渡嘉敷島
冬季にはザトウクジラが見られることもある照山展望台からの景色
渡嘉敷島の2大ビーチである阿波連ビーチと渡嘉志久ビーチ、
海の向こうには座間味島・阿嘉島・慶留間島の、360度のパノラマ風景が望めます。
さらに一日の終わりには、美しい夕日と黄昏色に染まる海の、息をのむ絶景が待っています。

◆ 渡嘉敷島の「とかしきマラソン」で離島ランデビューはいかが?

 とかしきマラソン
ランニングを楽しみたいという方におすすめなのが、毎年2月の第1土曜日に行われる「とかしきマラソン」です。
とかしきマラソンのコースは、「ハーフマラソン(21.0975km)」のほかに「10km」「5km」「3km」がありますが、日本トップクラスの絶景コースを楽しみたい方は、ぜひハーフマラソンへ挑戦を。
阿波連ビーチや渡嘉志久ビーチを一望しながら、アップダウンの激しいコースを走破したときの爽快感はたまらないはず!
【開催日】2020年2月1日(土)
【開催場所】沖縄県渡嘉敷村 隣港道路(スタート)、渡嘉敷小中学校運動場(ゴール)
【WEBサイト】http://www.kuzira-marathon.jp/

【過ごし方2】 冬はホエールウォッチングの季節!野生のクジラに恋しよう

冬の慶良間諸島のもうひとつのお楽しみが、ホエールウォッチングです。
かつて捕鯨場だったことから、クジラの姿を観ることが少なくなっていた慶良間諸島の周辺海域ですが、数十年前から再びクジラが目撃されるようになりました。
以来、座間味村ホエールウォッチング協会ではクジラを追いかけない、接近しすぎないことをルールに、クジラをやさしく見守ることを村を挙げて意識しています。そのかいあってか今ではこの海に、例年どおりであれば数百頭ものクジラが訪れるようになりました。
 とかしきマラソン
座間味の海を並んで泳ぐ親子クジラ
毎年1月から3月末までの間、繁殖・子育てのために座間味近海にも帰ってきてくれるクジラたち。
そんな、座間味のクジラに会いにいきたくなる5つの見どころをご紹介します。

【見どころ1】とにかくデカっ!目の前の約30トンにもなる野生のクジラに驚く

 とかしきマラソン
  • 慶良間の島
  • 慶良間の島
座間味島でよく見られるのは、ザトウクジラです。
平均体長は13mから15m、体重は約30トンにもなる大きなクジラが、ジャンプをしたり、尾ビレを持ち上げて水面を叩いたり!
目の前でみせてくれる、アクロバティックな動きは迫力満点です。

【見どころ2】冬はクジラの恋の戦いがヒートアップ!ラブソングが聴けるチャンス

クジラが繁殖期を迎えるこの時期、雄クジラは雌クジラに向けて、アピールのためラブソングを歌うと言われています。
ホエールウォッチングの船によっては、海中でクジラたちが歌う歌を聴けるよう、専用のクジラマイクを完備しているところも。
広い海で繰り広げられる、クジラの神秘的なラブソングに癒されてみてください。

【見どころ3】ザトウクジラの戸籍台帳!?見覚えのある尾びれにまた会えるかも

 ザトウクジラ
ザトウクジラの尾びれ腹面の模様や形は、人間の指紋のように1頭ごとに異なります。
そのことから、毎年座間味村ではクジラの尾びれの写真を撮影して、どのクジラが来てくれているのかなど個体識別調査を行なっています。
調査結果を見ると、毎年帰ってくるクジラもいれば、10年ぶりに帰ってくるクジラもいるそう。
ぜひ、座間味島のクジラに会った際は、尾びれに注目してみてください。
次に、座間味島に訪れた時に、あの時と同じ尾びれのクジラに再会できたら、なんて考えるとちょっとロマンチックですよね!

【見どころ4】オーディエンスの一体感!感動の共有が楽しい!

 オーディエンスの一体感
船の乗客たちの目的はやっぱりクジラに会うこと!同じ目的をもって、船に乗り込んでいるため、クジラに出会えた時の乗客の一体感も、その場でしか味わえない体験です。
「今見えた!!」「うわーデカい!!」
クジラがパフォーマンスをするたびに湧きあがる歓声。そんな、感動の共有の気持ちの良さもホエールウォッチングの魅力かもしれません。
 オーディエンスの一体感
また、座間味のホエールウオッチングは1回あたりの乗船人数に余裕を持たせており、船頭で人が混雑していることによりクジラが見えないといったことがないよう配慮しています。
安心してゆったりと、クジラと会える貴重な時間を楽しみましょう。

【見どころ5】クジラとの遭遇率は90%以上とも!そのカギを握るのはベテラン探鯨員

 オーディエンスの一体感
ザトウクジラのブロー
座間味村周辺のクジラとの遭遇率は90%以上ともいわれています。
その高い遭遇率のカギを握るのは、島の展望台で待ち構えるベテラン探鯨員です。
座間味島の北側には稲崎展望台(クジラ展望台)があり、探鯨員が寒風吹きすさぶ山頂で、朝から双眼鏡をのぞきクジラを探しています。
そして、目印のクジラのブロー(高く上がる呼気)を発見すると、
すぐに船に連絡が入る体制をとっているので、出会える確率やスピード感があがるのです。
座間味島まで来てもらったからにはクジラを見てもらいたい、そんなスタッフの熱意と協力体制が、クジラとの高い遭遇率を実現させています。

【過ごし方3】 冬は透明度抜群なケラマブルーに包まれ、マリンアクティビティーが楽しめる!

冬場の慶良間諸島の海は、水温が20℃を下回ることはほとんどなく、海中のプランクトンが減り透明度をさらに増したケラマブルーを堪能できる、実はマリンアクティビティにはぴったりの季節。
観光客もハイシーズンに比べ少なくなるので、きれいな海をゆったり楽しめるのもポイントです。
そんな冬の慶良間諸島で体験したい、マリンアクティビティをご紹介します。

◆100%に近い確率でウミガメと一緒に泳げる「タートルスイム」

慶良間諸島では日々、環境を保全する活動や調査研究が行われています。
自然環境を守り続けてきた海には絶滅危惧種のウミガメを含む希少種が生息し、インストラクター同行のシュノーケリングで、そんな生き物たちに会いに行くことができます。
 タートルスイム
冬の見渡す限り曇りのない透き通った海で、色とりどりのサンゴ礁や可愛らしい熱帯魚に囲まれ、ウミガメと泳ぐ夢のような時間は、忘れられない思い出になるはずです。
シュノーケリングの際には、心がけてほしいことがいくつかあります。
誤って浅いエリアの珊瑚を蹴ったりしないようにライフジャケットを必ず着用し、珊瑚礁にいる魚には餌付けをしないこと。
また、ウミガメに会えると興奮してつい近づきたいと思ってしまいますが、無理に追いかけたりせず見守るようにしましょう。
ルールやマナーを守って、慶良間諸島に生息する貴重な海洋生物の世界に触れてみてください。

◆オレンジ色に染まる海での極上時間!「サンセットスタンドアップパドルボード」

 サンセットスタンドアップパドルボード
慶良間諸島の多島海に沈む夕陽を堪能したい方は、サンセットスタンドアップパドルボードをおすすめします。
スタンドアップパドルボードとは、通常のサーフボードよりも大きめに設計された、安定性のあるボードに乗り、パドルでバランスを取りながら水上を進むマリンアクティビティです。
比較的穏やかな湾内で行うため、未経験者でも透明度抜群の海で爽快な水上散歩を楽しめます!
オレンジ色に染まっていく海の上で水平線に沈む夕陽を眺めれば、えもいわれぬ感動に身体中が満たされていくはず。
※AcousticLifeのサンセットスタンドアップパドルボード体験は、2019年11月~2020年3月末まで休業しております。
以上、冬の慶良間諸島の過ごし方をご紹介しました。
息を飲むほど美しいケラマブルーの海と、海中に広がる色とりどりの珊瑚礁。
亜熱帯特有の緑豊かな自然と、毎年子育てのために帰ってくるクジラなど、冬にしか出会えない感動が待っています!
今年の冬は、慶良間諸島で大自然の神秘を思い切り体験してみてはいかがでしょうか?

| 座間味島へのアクセス

◆ 高速船(クイーンざまみ)の場合
【所要時間】那覇泊港から50分(阿嘉島経由便で1時間10分)
【料金】大人3,140円(片道)、小人1,570円(片道)、大人5,970円(往復)、小人2,990円(往復)
※ 大人:中学生以上、小人:小学生、小学生未満の幼児は大人1人につき1人無料
※ 別途、美ら島税100円がかかります

◆ フェリー(フェリーざまみ)の場合
【所要時間】那覇泊港から1時間30分(阿嘉島経由便で2時間)
【料金】大人2,120円(片道)、小人1,060円(片道)、大人4,030円(往復)、小人2,020円(往復)
※ 大人:中学生以上、小人:小学生、小学生未満の幼児は大人1人につき1人無料
※ 別途、美ら島税100円がかかります

▷ 運行時間についてはこちら

| 渡嘉敷島へのアクセス

◆ 高速船(マリンライナーとかしき)の場合
【所要時間】那覇泊港から35分
【料金】大人2,490円(片道)、小人1,250円(片道)、大人4,740円(往復)、小人2,380円(往復)
※ 大人:中学生以上、小人:小学生、小学生未満の幼児は大人1人につき1人無料
※ 別途、環境協力税100円がかかります

◆ フェリー(フェリーとかしき)の場合
【所要時間】那覇泊港から1時間10分
【料金】大人1,660円(片道)、小人830円(片道)、大人3,160円(往復)、小人1,580円(往復)
※ 大人:中学生以上、小人:小学生、小学生未満の幼児は大人1人につき1人無料
※ 別途、環境協力税100円がかかります

▷ 運行時間についてはこちら

慶良間諸島国立公園についてはこちら



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