蛇口からみかんジュース!?一度は試して欲しい愛媛の名産物<アメリカ人留学生旅行記②>

蛇口からみかんジュース!?一度は試して欲しい愛媛の名産物<アメリカ人留学生旅行記②>
交換留学生として日本を訪れて1年目の時、私は日光や奈良、箱根、その他にも「日本で訪れるべきトップ10」に入るであろう場所を旅行しました。それはそれでとても楽しかったものの、何か大都市での日々のストレスを吹き飛ばしてくれるものを常に探していた節があります。何か特別なもの。私はそれを今回の旅行で見つけた気がするんです。

四国は4つの県に分かれていて、愛媛県はその中のひとつです。愛媛県の松山市は四国の中で最も人口の多い大都市。今回の旅行はここ松山市から始まります。

松山市は、東京から新幹線でアクセスできるけれど、飛行機の方が最短時間で行くことができます。飛行時間は2時間もかかりませんでした。日本にも格安航空会社が次々と登場しているおかげで、航空券はますます低価格になってきています。私は初めて格安航空会社のひとつであるジェットスターで松山市まで行くことにしました。運賃は片道7,000円と、東京から新幹線に乗っていくよりもずっと安かったです。「低価格」というと、質の悪いサービスではないかと不安をおぼえる人もいるかもしれませんが、他の航空会社と比べても、スタッフのサービスなどに何の不満も感じませんでした。事実、カウンターの後ろで働いているグランドスタッフは日本航空の従業員でした。


あっという間のフライトで、飛行機は松山空港に着陸しました。ターミナルに入るとすぐに、私にはやりたいことがありました。日本のほとんどの県に、その土地の名産品があります。愛媛は、ミカンが名産品の1つ。私は離陸前に、松山空港内には新鮮で、甘いミカンジュースが無料で出てくる蛇口があることを知りました。飛行機を降りたらすぐに、しかも無料で名産品を試飲できるということは大変に魅力的。しかし、その蛇口は毎月数日間だけ使用できるもので、私が到着した日は使用できませんでした……。でも、松山滞在中にはミカンジュースを何回も飲むことが出来ましたのでご安心を。



空港から、最初に訪れたのは石手寺です。四国には、四国中に点在している88つのお寺を周る巡礼、「四国遍路」というものがあり、ここ石手寺は巡礼地のひとつとなっています。石手寺の歴史は1200年も前にさかのぼります。なぜ石手寺と呼ばれるようになったのか、その理由にはとても深い意味がありました。

昔、伊予の国(現在の愛媛県)に衛門三郎という強欲な男がいました。ある日、彼のもとに1人の僧侶が食べ物と泊まる場所を求めて訪ねてきました。しかし、衛門三郎は僧侶をほうきで追い払い、僧侶の持っていたお椀を8つに割ってしまったのです。その後、衛門三郎の8人の子供たちが次々と亡くなってしまいました。衛門三郎は自分の行いを後悔し、追い払った僧侶を探すため、四国巡礼の旅に出るのでした。しかし、僧侶はなかなか見つからず、ついに衛門三郎は倒れてしまいます……。その時、「お前の罪もこれで消える。最後に何か望みはあるか」という声が聞こえ、横を見るとあの僧侶が立っていました。衛門三郎は最期に、「来世は大名の息子に生まれ変わり、人々のためになる行いをする」と誓い、息を引き取りました。僧侶は衛門三郎が死ぬ間際に、「衛門三郎再来」と書いた小さな石を彼に握らせました。その後、伊予の国の大名に息子が生まれると、子供は手に「衛門三郎再来」と書かれた石を握りしめて生まれてきました。その石が納められたことから、お寺は石手寺に名前を改めたのでした。

この話はとても衝撃的で、私の中に印象深く残っています。




プロフィール
・名前 ザッカリー・ラズバサン(Zack)
・出身地 アメリカ
・日本在住年数 約3年
アメリカのカリフォルニア出身の24歳。日本に留学して3年。国際関係学を学んでいくうちに、海外ではより多くの異なる価値観や文化に触れられると知り、日本へ留学しようと決意した。


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