レトロな路地から絶品親子丼まで!散歩で楽しむ、京都西陣エリア

レトロな路地から絶品親子丼まで!散歩で楽しむ、京都西陣エリア
ここ数年、暮らすように過ごす旅を楽しむ人が増えてきています。今回紹介する京都・西陣は、宿へと改装した町家がたくさんあったり、レトロな路地やふらっと立ち寄りたい雑貨屋さんがあったりと、まさに暮らすように過ごすのにぴったりな旅先です。

地元の町を散歩するような感覚で京都の旅を楽しんでみたいという方に、ぜひおすすめしたい、西陣エリアのスポットを紹介いたします。

暮らすように過ごすのに、ぴったりな宿「白虎邸」で京町家を体験

白虎邸
”暮らすように過ごす”京都の旅ということで、今回筆者が宿泊先に選んだのは上京区の風情ある路地にある京町家・白虎邸。
西陣織を育んだ街・京都西陣で老舗帯屋として使われていた町家を改装した、1日1組限定の一棟貸しのお宿です。
白虎邸

|懐かしさと温かみを感じる、快適な部屋

京都らしさが色濃く残る、上京区笹屋町の風情ある路地に立つ、京町家の白虎邸は、「うなぎの寝床」と称される、京町家の風情はそのまま残しつつも、中は快適に宿泊できるようリノベーションされています。
田舎の親戚の家に泊まりに来たような、そんな心地よさと懐かしさを感じる素敵なお宿なので、暮らすように過ごすには打ってつけの宿です。
西陣エリアに点在する、各スポットへのアクセスもしやすいので、西陣を深くじっくり味わいたい方には、旅の拠点としてぴったりです。

また、ほど近くには、京都五花街のひとつである上七軒や北野天満宮があり、ふらっと近所を散策するだけでも、十分に京都らしさが味わえます。
≪ 白虎邸 ≫
【住所】京都府京都市上京区笹屋町四丁目284
【アクセス】京都市バス「千本今出川」下車、徒歩約5分
【Webサイト】https://www.revalue-japan.com/byakkotei

昭和レトロな喫茶店「静香」で朝食を

静香
  • 静香
  • 静香

|創業当時のインテリアが残る、時が止まったような店内

白虎邸で気持ちの良い朝を迎え、まずは朝食を食べるためにやってきたのは、白虎邸から徒歩数分の場所にある、喫茶「静香」。もともとは、店名にもなっている静香という名の芸妓さんが開いた喫茶店で、1938年に現オーナーの祖父が譲り受けました。

花街・上七軒からほど近く、花街がにぎわっていた時代には、上七軒の芸妓さんもよくいらしていたそうで、西陣の旦那衆とこの店で待ち合わせをしてたいそうです。
店内のインテリアはほとんどが開店当時のままで、ハイカラな物が好きだった現オーナーの祖父が買い集めた舶来品の品々が、昭和レトロな雰囲気を醸し出しています。
静香
  • 静香
  • 静香
▲テーブルに置かれているのは、創業者・静香さんのイラストが書かれたカード。
モーニングのメニューは、ドリンクに+50円で食べられる「モーニングサービス(ハーフトースト+ゆで卵)」と、「モーニングセット(3種類のホットサンド+ミニサラダ+コーヒーセット)」の2種類が有り、店内は朝からモーニング目当ての地元のお客さんでかなりにぎわっています。
家の近くに朝ごはんが食べられる、行きつけの喫茶店があるなんて、何だか羨ましいですよね。

西陣を訪れた際は、昭和レトロな雰囲気いっぱいの喫茶・静香で地元の人たちに長年愛されるモーニングを、味わってみてはいかがでしょうか。
≪ 喫茶 静香 ≫
【住所】京都府京都市上京区今出川通千本西入南上善寺町164
【営業時間】9:30~17:30
【休業日】水曜日、第二火曜日(※25日の場合は、営業します)
【アクセス】京都市バス「千本今出川」下車、徒歩約1分
【Webサイト】https://kckx903.gorp.jp/

少し風変わりな土塀が、密かに人気の撮影スポット「雨宝院」

雨宝院
喫茶・静香をあとにし、続いてやってきたのは、春には御衣黄桜(ぎょいこうざくら)や歓喜桜(かんきざくら)などが見られる、桜の名所としても知られる雨宝院。

|写真映えする、風変わりで美しい土塀

雨宝院
雨宝院を訪れた目的は、ちょっと風変わりで美しい、この土塀を眺めるため。この土塀は、雨宝院のすぐそばにある本隆寺と、その境内を囲む土塀で、本隆寺の瓦のふき替えの際に出た、古瓦が土塀の中に埋め込まれています。
雨宝院
雨宝院の南門越しに眺める瓦土塀と、真っ赤な提灯のコントラストが美しく、京都らしい和の雰囲気が感じられるので、観光客にひそかに人気の撮影スポットとなっています。
本隆寺の境内の周りは、瓦土塀が続く細い路地となっており、情緒たっぷりな雰囲気が散歩するのにまさにぴったり。
知る人ぞ知る、ひそかに人気の写真スポットなので、まったり写真撮影を楽しみたい方におすすめです。
≪ 雨宝院 ≫
【住所】京都府京都市上京区恵光院通上立売上聖天町
【拝観時間】9:00~17:00(閉門)
【拝観料】無料
【アクセス】京都市バス「今出川浄福寺」下車、徒歩約5分

思わず吸い寄せられる、アーティスティックな路地「三上家路地」

三上家路地
  • 三上家路地
  • 三上家路地

丨築130年の長屋が残る、レトロな雰囲気の路地

三上家路地は、西陣織の織元「三上家」が、かつて西陣織の職人を住まわせていた、築130年の歴史を持つ長屋が残る路地です。
路地の両脇には歴史を感じる長屋が建っており、レトロな雰囲気の通りとなっています。 このレトロな佇まいの路地を一目見ようと、最近では観光で訪れる人も増えているそうです。
  • 三上家路地
  • 三上家路地
三上家路地に残る長屋は現在も利用されており、ショップや陶芸家や写真家といったアーティストが長屋に入居しています。レトロな長屋の外観と、ショップやアトリエのモダンな雰囲気に、独特のお洒落さを感じますね。

比較的短い路地ですが、風情ある佇まいがとても写真映えするので、雰囲気のある写真を撮りたい方におすすめの場所です。
≪ 三上家路地 ≫
【住所】京都府京都市上京区紋屋町323
【アクセス】京都市バス「今出川大宮」下車、徒歩約5分

どこか懐かしさを感じる古書店「 KARAIMO BOOKS」

KARAIMO BOOKS
三上家路地の散策を楽しんだ後は、どこか懐かしい雰囲気のある古書店にふらり立ち寄り、今晩読みたい、一冊でも選んでみてはどうでしょうか。旅の思い出となる、特別な一冊との出会いが、もしかしたらあるかもしれません。
KARAIMO BOOKS
  • KARAIMO BOOKS
  • KARAIMO BOOKS
店内はそれほど広くないですが、さまざまなジャンルの本がずらりと並び、本好きであれば、本棚を端からじっくり見て回るだけでも、きっと楽しめるはず。
安価な本が充実していますが、中には高価で貴重な本も。
取り扱われている本から店主の個性が感じられ、たびたび通いたくなるような、素敵な雰囲気の古書店です。
≪ KARAIMO BOOKS ≫
【住所】京都府京都市上京区大宮通芦山寺上る西入社横町301
【営業時間】11:00~18:30
【休業日】火曜日・水曜日
【アクセス】京都市バス「天神公園前」下車、徒歩約5分
【Webサイト】http://www.karaimobooks.com/

お昼限定の親子丼が絶品!西陣の老舗「鳥岩楼」

鳥岩楼

丨絶品親子丼を求めて、多くの人が列を作る人気店

古書店で本を眺めていたら、いつのまに時間はお昼時。「そろそろお昼でも」とお腹を空かせてやってきたのは、KARAIMO BOOKSからほど近い場所にある「鳥岩楼」というお店。

「鳥岩楼」は、水炊き料理の老舗なのですが、こちらのお店で大人気なのがお昼限定(12時~14時)に食べることができる、一杯900円の親子丼。
このお昼限定の親子丼を目当てにやってくるお客さんの中には、海外からやってきた観光客も多く、お昼時は満席になるほどのにぎわいを見せます。
  • 鳥岩楼
  • 鳥岩楼
昭和20年に建てられたという歴史を感じる店内を、店員さんに案内され、2階にあるお座敷へ。
鳥岩楼

丨山椒の香りが食欲をそそる、絶品・親子丼

お昼に提供している料理は親子丼のみのため、席に座ると注文を聞かれることなく、しばらくすると親子丼が運ばれてきます。
微かにする山椒独特の香りが食欲をそそり、ふわふわの卵と柔らかい鶏肉は絶妙な美味しさです。あまりの美味さに夢中になって食べていたら、あっという間に完食!もう一杯、追加で注文したいと思うくらい、まさに絶品な親子丼です。西陣を訪れた際はぜひ一度味わってみてください。
≪ 鳥岩楼 ≫
【住所】京都府京都市上京区五辻通智恵光院西入五辻町75
【営業時間】
(親子丼)12:00~14:00
(水炊き)18:00~21:00
【休業日】木曜日、12月28日~1月5日
【アクセス】京都市バス「今出川浄福寺」下車、徒歩約3分

西陣の伝統的な家屋で、手織の製造現場を見学できる「織成館」

織成館
織成館は、呉服の世界で名高い「渡文」の創業者の自宅兼店舗だった場所を展示館にしたもので、日本各地の手織物や能装束が展示されています。
織成館
  • 織成館
  • 織成館
展示館の建物は、内部の梁や採光用の天窓など、西陣の伝統的な家屋の特色をそのまま残してあり、住宅兼店舗として利用されていた当時の面影を感じることができます。

┃西陣織の緻密さと職人の技術に感嘆すること間違いなし

織成館
織成館の最大の魅力は、西陣織の展示物を間近に見学できるところです。通常の博物館では、考えられないほどの至近距離で見学できるので、西陣織の緻密さと熟練の職人技の素晴らしさを実感することができます。

織成館に併設されている手織工場では、現在でも西陣織の帯が作られており、見学することができます。
織機のガシャンガシャンという音が響き渡る中で、職人さんから西陣織が出来上がるまでの工程を説明してもらえるので、手織が行われている臨場感を味わいながら、工場見学を楽しむことができます。(※工場内は写真撮影禁止)
≪ 織成館 ≫
【住所】京都府京都市上京区浄福寺上立売上大黒町693
【営業時間】10:00~16:00
【休業日】月曜日(祝日の場合は営業する)、年末年始
【料金】大人500円、高校生以下400円
【アクセス】京都市バス「千本上立売」下車、徒歩約5分
【Webサイト】https://orinasukan.com/

がま口好きは必見!がま口専門店「まつひろ商店」

まつひろ商店
  • まつひろ商店
  • まつひろ商店

丨店内に並ぶ商品は、全て職人による手作り

京都五花街のひとつ、上七軒にある「まつひろ商店」は、バッグや財布などに使われる、口金の卸売店が営む「がま口」の専門店です。
元々は茶屋として使用されていたという町家の中には、バッグ、お財布、カードケース、ハンコ入れなど、可愛らしいデザインのさまざまながま口がズラリと並び、商品に使用されているがま口は、全て職人の手仕事によって作られているんだそうです。
  • まつひろ商店
  • まつひろ商店
商品に使われている生地のデザインも多彩で、バリエーションの豊富さに思わず色々と目移りしてしまうこと、間違いないです。
モダンな雰囲気のデザインも多く、普段使いできそうな小物がたくさんあるので、お気に入りの一つを、ゆっくり選ぶのが楽しいお店です。
≪ まつひろ商店 ≫
【住所】京都府京都市上京区今出川通七本松西入真盛町716
【営業時間】11:00~18:00
【休業日】水曜日(水曜日が祝日、または25日の場合は営業、翌日休業)
【アクセス】京都市バス「上七軒」下車、徒歩約2分
【Webサイト】http://matsuhiroshoten.com/

浴衣姿の舞妓さんがおもてなし - 上七軒ビアガーデン

上七軒ビアガーデン
  • 上七軒ビアガーデン
  • 上七軒ビアガーデン
京都に来たなら、一度くらいは舞妓さんや芸妓を見てみたいとは思うものの、お茶屋さんは「一見さんお断り」のルールを設けていることが多く、観光客が行くにはなかなかハードルが高いですよね。
もっと気軽に、芸舞妓さんと会話を楽しんだりできる場所は無いものか?と思っている方におすすめしたいのが、上七軒歌舞練で夏に開かれる「上七軒ビアガーデン」です。

丨一見さんでも大丈夫!浴衣姿の芸舞妓さんと気軽に会話やお酒が楽しめる

上七軒ビアガーデン
  • 上七軒ビアガーデン
  • 上七軒ビアガーデン
上七軒歌舞練場は、普段は芸舞妓さんが日頃の稽古の成果を発表する場所なのですが、夏の間は優雅で和の雰囲気いっぱいのこの建物が、ビアガーデンに姿を変えます。
このビアガーデンの最大の魅力は、なんといっても浴衣姿の芸舞妓さんがお客さんの各テーブルを周っておもてなしをしてくれるところです。

なかなか間近で見る機会の少ない芸舞妓さんと、気軽に会話を楽しめるとあって、毎年多くの観光客が訪れる人気の行事となっています。

夏限定の人気イベントだけに、行きたい方は事前に予約した方がいいですよ!(Webサイトで予約可能)
≪ 上七軒ビアガーデン ≫
【住所】京都府京都市上京区今出川通七本松西入真守町742
【開催期間】
・毎年7月上旬~9月上旬
・2018年は7月1日-9月5日(※お盆期間の8月14日-16日はお休み)
【営業時間】17:30~22:00(ラストオーダー21:30)
【アクセス】京都市バス「北野天満宮前」下車、徒歩約3分
【Webサイト】http://www.maiko3.com/beergarden.html

京都の西陣エリアは、風情ある小さな路地が建物が多く、ただ散歩しているだけでも京都らしさが味わえます。
のんびりと落ち着いた京都の雰囲気を味わいたい方や、京都で暮らすように過ごしてみたい方にはぴったりの場所なので、ぜひ一度訪れてみてください。


あわせて読みたい記事

最新記事一覧

今月の人気エリア

11~12月のおすすめスポット

絶景の最新トレンドランキング


国立公園の見どころをご紹介


特集ページ