ベトナムのカオラウは日本の「伊勢うどん」がルーツ!?ベトナムと意外なつながりのある三重県・伊勢ってどんなとこ?

ベトナムのカオラウは日本の「伊勢うどん」がルーツ!?ベトナムと意外なつながりのある三重県・伊勢ってどんなとこ?
ベトナムの世界遺産の街・ホイアンの名物麺「カオラウ」。
米粉でつくられた麺に、豚肉、煎餅、レタス、もやし、香草などを乗せ、丼の底にたまった甘い醤油ダレに絡めて食べる、ホイアンのレストランでは置いてないところはないほどの有名な郷土料理です。
実は、このカオラウのルーツは、「伊勢うどん」と言われていることをご存知でしたか?

伊勢うどんとは、日本の三重県伊勢市の郷土料理です。小麦粉でつくられた柔らかいうどんを、出汁を加えた醤油のタレと絡めて食べるもので、見た目も食べ方もカオラウに近しいものがあります。
ベトナムのカオラウは日本の「伊勢うどん」がルーツ
▲ 三重県伊勢市「中むら」の伊勢うどん

伊勢うどんがホイアンに伝わったのは17世紀初頭といわれている

その昔、港町のホイアンは、日本を始め、中国、オランダ、ポルトガルなどの様々な国の船が行き交う貿易拠点でした。
17世紀初頭には、ホイアンに日本人町がうまれ、最盛期には1,000人の日本人が居留していたということです。そして、この時代に交易のために訪れた、伊勢商人の角屋七郎兵衛が伊勢うどんをホイアンに持ち込んだという説があるのです。
ベトナムのカオラウは日本の「伊勢うどん」がルーツ
▲ 通称、日本橋といわれるホイアンの観光名所の来遠橋。17世紀初頭に、日本人、ベトナム人と中国人が共同で建設したとされています。

カオラウのルーツといわれる伊勢うどんの「伊勢」ってどんなところ?

それでは、伊勢うどん発祥の地、伊勢についてご紹介を。
伊勢は、日本の三重県南東部に位置する、海や山に囲まれた観光都市です。
ベトナムのカオラウは日本の「伊勢うどん」がルーツ
▲ 伊勢市の宇治山田駅には、京都(京都駅)から近鉄線で2時間10分、大阪(大阪上本町駅)から近鉄線で1時間50分とアクセスも便利。京都や大阪の旅行と一緒に楽しめます。

伊勢で一番有名な場所といえば、日本の神社を代表する「伊勢神宮」があげられるでしょう。
この神社には、日本の神様の中で最高神の天照大御神(あまてらすおおみかみ)を始めとした、様々な神様が祀られています。電車や車などの交通手段がなく、旅が命がけだった江戸時代から、『一生に一度はお伊勢参り』といわれ、多くの人たちが集いました。

そんな中、長旅で疲れた旅人の体を癒すのが、伊勢のふわふわでもっちりとした柔らか麺だったそうですよ。
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▲ こちらは伊勢神宮の外宮正宮。衣食住、産業の守り神・豊受大御神(とようけのおおみかみ) をお祀りしています。
伊勢神宮はこの外宮と内宮を御正宮として、14の別宮、43の摂社、24の末社、42の所管社の125社から成りたちます。
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▲ 天照大御神をお祀りしている、伊勢神宮の内宮正宮。
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▲ 木漏れ日が美しい朝の伊勢神宮の参道。清々しい気持ちに満ちあふれます。
伊勢神宮の参拝は人が比較的少ない午前中がおすすめです。

伊勢神宮とあわせて楽しみたい! 日本の古い街並みが魅力の「おはらい町」で食べ歩き

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伊勢のおすすめスポットをもうひとつご紹介します。
先ほどの伊勢神宮を参拝した後に立ち寄りたいのが、内宮の目の前にあるおはらい町。
宇治橋から五十鈴川沿いの約800mの石畳の道に、土産物店や銘菓の老舗、歴史的な建造物が立ち並ぶ通りです。
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ここに来たら是非楽しんでいただきたいのが、ご当地グルメ! 道の両側には三重県の名物の、松阪牛の肉まんや鳥羽浦村カキのカキフライなど、テイクアウトのグルメ店がたくさん!

三重県ならではの地元グルメを味わいながら、散策を楽しみましょう。

「おかげ横丁」の招き猫に会いに行こう

おはらい町の中ほどにあるのがおかげ横丁。江戸から明治までの、古い町並みを再現した通りには、50店舗もの土産屋さんや飲食店がずらり!
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この横丁の一番のフォトスポットが、入り口にある「招き猫」の大きな石像! 日本では、商売繁盛の守り神とされる招き猫。おかげ横丁のあちらこちらに点在し、福を呼び込む隠れ招き猫たちを探してみませんか?
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伊勢に来たら、並んででも食べたい「赤福氷」

伊勢の名物「赤福」。伊勢の街を歩いていると、よく看板や商品を見かけるかもしれません。
お餅の上にこし餡をのせた餅菓子「赤福餅」が有名ですが、赤福の店舗で夏季(9月末頃まで)にしか食べられない限定メニューがこの「赤福氷」。
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抹茶かき氷の中には、赤福餅のあんこと餅が入っており、あわせて食べると絶妙なコラボレーション!赤福の本場、伊勢に来たら、並んででも食べたい逸品です。

伊勢うどんから始まる旅をしてみては?

伊勢うどんで長旅の疲れを癒し、伊勢神宮を参拝し清らかな気持ちになった後は、おはらい町とおかげ横丁で食べ歩きや買い物を楽しむ。
そんな伊勢うどんから始まる旅に出かけてみてはいかがでしょうか?

伊勢の近くにまだあった!ベトナムとゆかりのある土地「松阪」へ。

伊勢神宮最寄りの伊勢市駅から近鉄特急で約10分の「松阪」も、実はベトナムとつながりの深い土地なのです。
松阪は、江戸時代に商業の町として栄えた場所で、城跡や武家屋敷が残る古い町並みは、お伊勢参りの後に立ち寄るのにもぴったり。
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▲ 石畳の両側に武家屋敷が並ぶ「御城番屋敷」。
その昔、松坂城を警護する武士とその家族が住んでいた家が残されています。
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▲ 豪壮な石垣が見どころの「松坂城跡」。
台風や失火の影響を受け、天守などの建物を失いましたが、今でも歴史の一幕を感じさせてくれます。

またあの商人の仕業!?歴史古い街のここにもベトナムの影響が。

先ほどご紹介した、伊勢うどんを持ち込んだとされる商人・角屋七郎兵衛を覚えていますでしょうか?
実は、角屋七郎兵衛は、ベトナムの産物「柳条布(りゅうじょうふ)」というストライプ模様の木綿も、松阪に持ち込んだといわれています。
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ベトナムの産物から進化した「松阪もめん」は江戸の町で大流行!

柳条布は「松阪嶋」と名を変え、松阪嶋の施された「松阪もめん」は江戸の街で大流行!
贅沢を禁止する法令が出されていた当時、遠くから見ると無地に見え、近くによると様々なストライプ模様が並ぶデザインがオシャレと評判でした。
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▲ ここ、「松阪もめん手織りセンター」には、松阪もめんの小物や反物がずらり。松阪のお土産選びに最適です。

松阪のおすすめがもうひとつ!日本三代和牛の松阪牛

旅行に来たらやっぱり楽しみなのが、グルメですよね。
ここ松阪市やその近郊で生産される松阪牛は、「肉の芸術品」の異名を持つ霜降り肉。
柔らかな肉質、甘みのある香りが特徴で、口の中に入れると、ふわっと脂肪の旨味が広がります。
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▲ 精肉店直営のビーフレストラン「ノエル」の松阪牛あみ焼きランチ。品質の良い松阪牛をお手頃な値段で楽しめる人気店です。

松阪市には、松阪牛のステーキ店のほか、ホルモン焼き、老舗のすき焼き屋と様々な食べ方ができるレストランが充実。ここでしか味わえない本場の味をぜひご賞味あれ。

今回は、三重県の伊勢市と松阪市についてご紹介しました。
ベトナムと意外なつながりのあるこの土地を、巡ってみてはいかがでしょうか?

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